「精製」とは、コーヒーチェリーを収穫してから生豆にするまでの工程のことです。完熟して赤くなったコーヒーチェリーは、収穫後そのままにしておくと腐敗してしまいます。それを防ぐため、収穫したらすぐに精製して中から種を取り出し、生豆の状態にします。
精製方法は大きく分けて、「ナチュラル(乾燥式)」と「ウォッシュド(水洗式)」の2種類があります。コーヒーの味は精製方法で大きく変わるため、それぞれの特徴を知っておくと、コーヒー選びがもっと楽しくなるかもしれません。
①ナチュラル…水を使わず、乾燥・脱穀する。発酵したベリーやマンゴーのような甘い香りとコクが特徴。コーヒー豆そのものの風味や個性を感じられる
②ウォッシュド…水を使って果肉などを取り除き、その後乾燥・脱穀する。すっきりとした味わい、上品な酸味が特徴。ナチュラルよりもシンプルな味になる