岩田屋珈琲について
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「岩田屋」の屋号について
山梨県甲府市にある小さな珈琲屋です。
テイクアウトのみですがこだわりぬいた自家焙煎珈琲とドライフルーツを販売しています。
僕が珈琲屋になったのはある1杯の珈琲に出会ってしまったから。
「珈琲は温かいうちに飲むもの」
僕の中で絶対的だった常識をその珈琲は簡単に覆してしまった・・・。
そう、珈琲は語らいながら物思いに耽りながらゆっくりと味わうものと改めて気づいた。
その味が忘れられず、「また飲みたい・・・。」
そして僕も珈琲屋になりたい。
何度も師匠に会いに行き、やっと弟子入りできた。
いくつもの大きな壁にぶつかりながら師匠の焙煎方法、珈琲哲学を学び2016年12月・・・、僕は珈琲屋になりました。
屋号についても少しだけお話できればと。
実は妻と結婚し、妻の家の家紋と僕の家の家紋が同じであることを知りました。
そして、かつて妻の家が乾物屋でその屋号が「岩田屋」、なんと僕のおじいちゃんも昔、商売をしていてその屋号が「岩田屋」。
だから屋号を岩田屋珈琲にいたしました。
岩田屋の熱風式焙煎について
岩田屋の目指す珈琲は冷めても美味しい珈琲。
冷めても美味しい珈琲とは焙煎によって豆の中の水分がきれいになくなっている珈琲である。
なぜ、水分がなくなっていれば美味しいのか…
豆の中の水分は味の劣化を引き起こすから。
水分が残った珈琲は冷めると青くさく、渋味がより強くなる。
コーヒー豆には約900種類の成分が含まれているといわれている。
熱を加えることによって成分に化学変化が起き、はじめて人間が口に出来るものになる。
焙煎とは豆の水分をとばした後、化学変化を起こさせる作業である。
珈琲豆の色は化学変化によって茶色になる。
冷めても美味しい珈琲をご提供したいので岩田屋の焙煎機は熱風式。
熱風式焙煎機はガスのコントロールで温度調整がしやすく、豆の表面を焦がさず中まで焙煎できる。
焙煎時間は
シティローストは22分〜23分
フルシティローストは25分前後
フレンチローストは27分前後
生豆の水分は約12%あり、豆にストレスを与えないように12分以上かけてゆっくりと熱を加え水分をとばす。
窯出し温度は
シティローストは199℃〜200℃
フルシティローストは205℃
フレンチローストは210℃
ただ、品種や産地によってそれぞれの特徴があるため、豆の香りと膨らみ具合をチェックし窯出しのタイミングを見極める。
僕が昼間焙煎しないのは、光の加減で豆の色が違って見えてしまうからである。
水分を限りなく0%に近づけた珈琲豆は日を追うごとにまろやかに香り高くなるものも。
水分が残っていないので冷凍保存も可能で美味しさが長く続きます。