コーヒーは通常大きく4つにランク付けされ、生豆の状態で取引されます。
①ローグレードコーヒー…4つの中で最もランクが低い。低評価・低価格・大量流通。インスタントコーヒーや缶コーヒーなどに加工されることが多い
②コモディティーコーヒー…安定供給を重視した、大量生産型のコーヒー豆。スーパーなどで売られているコーヒー豆など
③プレミアムコーヒー…生産地や品質などが特定され、コモディティーコーヒーに付加価値を付けた豆
④スペシャルティコーヒー…生産過程の履歴(トレーサビリティ)が明確で、カッピング審査(コーヒーの良し悪しを総合的に判断するテイスティング方法)で高評価を受けた豆。4つの中で最もランクが高く、流通量も少ない
これらとは別に、「シングルオリジン」という言葉も存在します。これは「1つのエリアで生産され、品質・精製方法・収穫時期などが細かく特定できる豆」を意味する言葉で、ランク付けとは別の概念です。「シングルオリジン=高品質」という意味ではないので、注意が必要です。